英GDP、以前考えられていたよりは少し健全との指摘も=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル安が優勢となる中、ポンドドルは1.34ドル台半ばに上昇。100日線、200日線の水準でサポートされており、11月に入ってからのリバウンド相場を持続している。一方、ポンド円は先週末の急伸から上げ一服となっているものの、211円台と2008年以来の高値で推移。
きょうは第3四半期の英GDP確報値が公表されていたが、改定値から変わらず、前期比0.1%の成長に留まった。ただ、エコノミストは英経済は以前考えられていたよりは少し健全に見えると述べている。企業の設備投資が0.3%減から1.5%増に上方修正された一方、実質家計所得の減少にもかかわらず個人消費は上方修正された。家計の貯蓄率は第2四半期の10.2%から9.5%に低下し、1年以上ぶりの低水準となっている。
とはいえ、このデータは過去を振り返るもので、今年下半期のGDPの伸び鈍化の状況を変えるものではないという。月次GDPから英経済は、直近7カ月のうち2カ月しか拡大していない。
GBP/USD 1.3454 GBP/JPY 211.14 EUR/GBP 0.8734
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。