対人民元のユーロ相場の方が重要考慮事項=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル安が優勢となっており、ユーロドルは1.1770ドル近辺まで上昇している。リバウンド相場が続いているが、先週に上値を抑えられた1.18ドルを回復できるか注目される。
ストラテジストは、欧州の政策当局者にとって、対ドルのユーロ相場よりも対人民元のユーロ相場の方が大きな考慮事項になる可能性があると述べている。ECBの予測によると、ユーロドルは2028年までに1.27ドルまで上昇する可能性があるが、これはインフレを下げる上では大きな影響を与えないと指摘。
むしろ、ユーロ・人民元相場の影響を、特に生産者物価指数を通じた影響をモデル化する時期に来ており、ユーロ高に対する政治的な反発圧力が最も強くなる可能性が高いという。ラガルドECB総裁は先週、ECBがユーロ・人民元相場を注視していると述べていた。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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