ドル円、調整トレンド終了の兆候も=NY為替
その後、ドル円は買い優勢の動きが続いており、157円台半ばと本日高値圏での推移となっている。先ほど片山財務相がオンラインでのG7会合後に会見を行い、「為替動向は一方向で急激な動き。憂慮している。行き過ぎた動きには適切に対応」と述べていたことで、戻り売りが出ていたものの、直ぐに切り返している。
本日は日銀決定会合の結果が発表され、植田裁候の会見も行われた。それを受けて改めて市場は円安に反応しているようだ。日銀は政策金利を0.75%に引き上げた。30年ぶりの高水準となる。植田総裁は、想定通りではあるが、今後も追加利上げを行う可能性を示唆していた。
日米の金利差は縮小方向にはあるものの、そのスピードは緩やかとの見方が、本日の円安の反応に繋がっているのかもしれない。
ドル円は本日の上げで21日線を一気に上抜けている。11月下旬からの調整トレンド終了の兆候も見られ、来週以降の動きが注目される。目先は11月20日の高値157.90円付近が上値メドとして意識される。
USD/JPY 157.49 EUR/JPY 184.42
GBP/JPY 210.43 AUD/JPY 104.08
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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