フィッチ、円高余地を指摘 日銀の利上げ継続を見込む=NY為替
フィッチは先週発表の世界経済見通しの中で、日銀が金融政策の正常化を進めるとの予想を背景に、円には一定の上昇余地があるとの見方を示した。その上で、ドル円については160円が重要な分岐点とし、最近の円安を受けて財務省が口先介入のトーンを強めていることにも言及した。
フィッチは、日銀が今月に追加利上げを実施する可能性が高いと見ている一方、タイミングは1月にずれ込む可能性もあるとも指摘。さらに「インフレ再加速の環境と円安を踏まえると、政策金利は26年末に1.50%へ到達すると見ているという。ただし、高市首相がより緩和的な政策を好んでいることから、リスクとしては、利上げ回数が減る方向に傾いているとも分析した。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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