アジア株は下落 米金融市場混乱に警戒、来週から続々と米経済データ公表へ 豪州株7月来安値
アジア株は下落 米金融市場混乱に警戒、来週から続々と米経済データ公表へ 豪州株7月来安値
東京時間11:13現在
香港ハンセン指数 26830.50(-242.53 -0.90%)
中国上海総合指数 4022.58(-6.92 -0.17%)
台湾加権指数 27477.54(-426.02 -1.53%)
韓国総合株価指数 4071.28(-99.35 -2.38%)
豪ASX200指数 8637.90(-115.45 -1.32%)
アジア株は総じて下落、米利下げ期待後退や米金融市場混乱が警戒されている。
米政府再開に伴い来週以降、雇用統計をはじめとする米重要統計が続々と公表される。公表日程がまだ決まっていないため、週末を控えマーケットは様子見姿勢を強めている。古いデータとは言え弱い内容であれば米景気失速に対する懸念が高まるだろう。ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は政府閉鎖により6万人程度の雇用が失われる可能性があり、その回復にはしばらく時間がかかると語った。
FRB高官らが利下げに消極的な姿勢を強めており、12月米利下げ期待が後退している。クリーブランド連銀総裁はインフレ抑制するため政策金利を据え置くべきだと主張。サンフランシスコ連銀総裁は12月利下げすべきか判断するのは時期尚早だとしており、セントルイス連銀総裁は追加利下げには慎重になるべきだと語った。
香港株は反落。ナスダック3日続落を受けバイドゥやJDドットコム、アリババ、シャオミ、レノボ、快手科技などハイテク関連が総じて下落している。台湾市場と韓国市場でもハイテク関連が大幅下落している。
豪州株は大幅続落、今年7月以来の安値をつけている。きのう発表された豪雇用統計が力強い内容だったことから12月利下げ期待がほぼ消滅している。来週は豪中銀11月会合の議事録が公表される。ブロック豪中銀総裁はインフレ圧力の高まりに警戒感を示しており、タカ派姿勢を維持している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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