ドル円、146円台での推移 午後のFOMCの結果待ち=NY為替序盤
きょうの為替市場、全体的に小動きが続く中、ドル円は146円台での推移が続いている。前日にドル安が強まりドル円も21日線から下放れる展開を強め、一気に100日線に接近している。これまで100日線と200日線の間でのレンジ相場を約2カ月間続けてきただけに、動向が注目される中、午後のFOMCの結果待ちの状況。日本時間18日午前3時に結果が発表される。
市場はFRBの利下げ再開を確実視し、一部で観測されている0.50%ポイントの大幅利下げまではないものの、0.25%の利下げを見込んでいる。ただ、市場は利下げ再開はすでに織り込んでおり、注目は今回発表されるFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)に移っている。
市場では年内すべてのFOMCでの利下げを織り込む動きが出ているが、根強い高インフレから、FRBは利下げへの慎重姿勢を変えないのではとの見方も根強い。その場合、現在の市場の利下げに対する織り込み度合いは若干行き過ぎとも考えられる中、短期的にはドル高の反応が見込まれるとの声もあるようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は146.85円に観測されている。
17日(水)
146.85(8.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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