【これからの見通し】衆院選を通過、円相場はやや調整含み、海外勢の反応を観測へ
【これからの見通し】衆院選を通過、円相場はやや調整含み、海外勢の反応を観測へ
先週末の衆院選は自民単独で3分の2の議席を獲得する地滑り的勝利となった。維新との政策協力も継続され、与党勢力が盤石の体制で今後の政策運営を行えることとなった。週明けの株式市場はまさしくご祝儀相場となり、日経平均は一時3000円超高と再び最高値を更新した。
為替市場ではドル円が157円台後半まで上昇したあと、当局の円安けん制発言やポジション調整などで156円台前半まで一時反落した。その後は156円台で売買が交錯し、海外勢の出方待ちになっている。先週の各報道で与党勢力が300議席超えとの観測が広がったことで、市場はある程度織り込み済みだったようだ。この後は、介入を警戒しつつ慎重な円売りの動きへと移行してゆきそうだ。まずは、ロンドン勢など海外での値動きを確認することとなろう。
今週は水曜日に米雇用統計、金曜日に米CPIなどの注目指標が発表される予定。日本の政治相場が一巡したあとは、次第に米経済状況に関心が移行するだろう。
また、足元では中国が米国債の保有抑制を銀行に促す、との関係者発言報道を受けて、米債売りとともにドル売りの動きもみられている。継続性のある話題となるのか注意したい。
この後の海外市場では目立った経済統計発表は予定されていない。メキシコ消費者物価指数(1月)、米NY連銀インフレ期待(1月)などの予定がある程度。
発言イベント関連の予定は比較的多い。シムカス・リトアニア中銀総裁、レーンECBチーフエコノミスト、ラガルドECB総裁、ナーゲル独連銀総裁、ウォラーFRB理事、マン英中銀委員、ミランFRB理事、ボスティック・アトランタ連銀総裁などの講演やイベント出席が予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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