ロンドン序盤、ややドル買い優勢 ドル円147円台後半=ロンドン為替
ロンドン序盤、ややドル買い優勢 ドル円147円台後半=ロンドン為替
ロンドン序盤は、ややドル買いが優勢。ドル円は147円台半ばから147.83レベルまで高値を伸ばしてきている。共同通信によると「高市前経済安保相が総裁選に出馬する意向を岸田前首相に伝達」した。これが円売り反応につながっていた。クロス円も上昇しており、円安の動きが広がっている。
ドル円の上昇がドル全般の買い圧力を広げる面も指摘される。ユーロドルは1.1684レベル、ポンドドルは1.3504レベルまで安値を広げている。
このあとはECB理事会、米CPIなどのイベントが控えている。今週は、米雇用者数の年次改定が昨年を上回る下方改定となり、昨日は米PPIが予想を大きく下回った。しかし、ドル売り反応は広がりをみせていない。むしろ、ドルに買戻しの動きが入っている。9月の米利下げが市場に十分と織り込まれるなかで、短期的にはドル売りポジションに調整が入りやすい状況となっているようだ。この点を踏まえて、この後の米CPI発表後の市場反応に注目したいところだ。
USD/JPY 147.79 EUR/USD 1.1693 EUR/JPY 172.82

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。