【本日の見通し】やや材料不足感、方向性を探る展開か
【本日の見通し】やや材料不足感、方向性を探る展開か
今日は目立った米指標発表予定などがなく、やや材料不足感がある。米株式市場は本日NY市場夕方(日本時間28日早朝)の米半導体大手エヌビディアの決算待ちとなっており、こちらも大きな動きが出にくいところとなっている。
ドル円は147円台を中心とした推移が見込まれる。昨日は東京朝にクックFRB理事解任をめぐる動きから上下する場面が見られた。それまでのドル高が一服しいったん下げるも、元の水準に戻すなど、力強さが見られたが、それでも148円台を超えるだけの勢いが出ず、上値も限定的となった。上値の重さを嫌気して、その後ドル売り円買いが優勢となったが、クックFRB理事解任報道で付けたドル安水準まで下げておらず、レンジの中での上下に留まっている印象。
この後も、次の方向性を探りながら147円台を中心とした推移が続くとみられる。
ユーロドルは海外市場で1.16台中心の推移。こちらもこの後目立った材料がなく、1.16台のレンジ取引が中心となりそう。やや上値が重い印象があるが、1.1600割れを積極的に試すだけの勢いに欠ける。ユーロ円は対ドルの重さが上値を抑えるものの、動きが出るかはドル円次第となりそう。ドル円の動きが限定的に留まれば171円台中心の推移が見込まれる。
ポンドドルは海外市場で1.3500手前が少し重くなっていた。1.3500を挟んでの推移から1.34台中心の推移へと、レンジが少し切り下がった可能性。もっとも積極的な動きは期待しにくい。ポンド円はユーロ円同様にドル円次第か。対ドルでのポンドの重さもあり199円台の買いに少し慎重な印象があり、リスクはやや下方向。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。