アジア株 中国半導体急騰、エヌビディア「H20」生産停止要請 国産に頼らざるを得ない状況に
アジア株 中国半導体急騰、エヌビディア「H20」生産停止要請 国産に頼らざるを得ない状況に
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 25168.33(+63.72 +0.25%)
中国上海総合指数 3799.08(+27.84 +0.73%)
台湾加権指数 23810.13(-152.00 -0.63%)
韓国総合株価指数 3166.69(+24.95 +0.79%)
豪ASX200指数 8986.00(-33.09 -0.37%)
インドSENSEX30種 81606.44(-394.27 -0.48%)
アジア株は高安まちまち。
韓国株は0.79%高。来週の米韓首脳会談を前に外国ファンドと国内ファンドが買っているようだ、個人は引き続き売り。豪州株は序盤に史上最高値をつけたあとは週末を前に利益確定の売りに押されている。上海株は3営業日続伸し10年ぶり高値を更新、半導体関連が急騰している。香港株は反発。半導体最大手SMICが6.5%高、3月7日以来の高値をつけている。
中国政府が国内企業にエヌビディア製半導体の注文停止を指示したことを受け、エヌビディアが一部のサプライヤーに「H20」関連の生産停止を要請したとの報道が伝わっている。「H20」生産停止となれば中国は国産の半導体に頼らざるを得なくなる。中国政府が2027年までにAI半導体の国内自給率を70%超に引き上げる方針を示したことも、中国半導体株の買いを後押ししている。中国は米中貿易摩擦を受けエヌビディアなど米半導体製品からの依存脱却を目指している。
来週は上海協力機構(SCO)首脳会議が開催される。中国習近平国家主席の演説が予定されているほか、プーチン露大統領やモディ印首相が出席する見通しとなっており、中印露の関係強化が期待される。ただ、そうなればトランプ氏の反感を買うことになるだろう。

執筆者 : MINKABU PRESS
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