米10年債利回り上昇 オプション市場では来年にかけて4%までの低下を見込む=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:27)(日本時間06:27)
米2年債 3.503(+0.019)
米10年債 4.161(+0.014)
米30年債 4.834(+0.010)
期待インフレ率 2.226(-0.010)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは上昇。特に主要な経済指標の発表もない中、利回りはプラス圏での推移が続いた。ただ、オプション市場では来年にかけて、10年債利回りが再び4%まで低下することを見込んだオプション取引が活発化している。
CMEの建玉データによると、3月限の10年国債オプションの特定の契約に大量の買いが入り、支払われたプレミアムは約8000万ドル、建玉は17万1153枚に達しているという。
3月限の米国債オプションは2月20日に満期を迎え、トレーダーは1月のFOMC後の金利見通しの変化を見越したポジションを取っている。
なお、この日は2年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を上回り、やや利回りは上昇の反応を見せていた。
2-10年債の利回り格差は+66(前営業日:+66)。
*米2年債入札結果
最高落札利回り 3.499%(WI:3.496%)
応札倍率 2.54倍(前回:2.68倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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