ドル円は下値模索の動きが続く 147円ちょうど付近=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は下値模索の動きが続いており、147円ちょうど付近の本日安値圏での推移が続いている。先週の米雇用統計後の流れを引き続き、本日のドル円は戻り売りが優勢となり、一時146.85円付近まで下落する場面が見られた。
週明けの市場は落ち着きこそ取り戻してはいるものの、先週の混乱の中で覆い隠されていた、FRBの利下げ期待復活を改めて意識している。短期金融市場では9月の利下げ確率が85%程度まで回復。年内2回の利下げもほぼ完全に織り込み、3回の利下げも45%程度の確率で織り込む動きが出ている。米雇用統計前とは一変。
そのような中、本日も米国債利回りが低下する中、ドル円は再び下値への意識が台頭している模様。
本日147.70円近辺に来ている21日線を早期に回復できるか、それとも145.70円付近に来ている100日線を試しに行くか、目先の注目となる。
明日は日銀が6月開催分の決定会合の議事要旨を公表する。市場は今後の利上げ方針についての手掛かりを探っているが、日米の貿易協議の合意前の会合でもあったことから、今回6月分の議事要旨からは利上げに向けての大きなヒントはないとも見られているようだ。
USD/JPY 146.94 EUR/JPY 170.02
GBP/JPY 195.12 AUD/JPY 94.96
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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