アジア株下落、週末を前に利食い売り 来週は米中協議や豪CPI、中国PMIなどイベント目白押し
アジア株下落、週末を前に利食い売り 来週は米中協議や豪CPI、中国PMIなどイベント目白押し
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 25383.32(-283.86 -1.11%)
中国上海総合指数 3593.38(-12.35 -0.34%)
台湾加権指数 23355.72(-18.01 -0.08%)
韓国総合株価指数 3194.56(+4.11 +0.13%)
豪ASX200指数 8671.70(-37.71 -0.43%)
インドSENSEX30種 81637.56(-546.61 -0.67%)
アジア株は韓国を除いて下落、週末を前に利益確定の売りが広がっている。
来週は重要イベントが集中する週だ。中国では6月工業企業利益、7月製造業PMIと非製造業PMI、財新製造業PMIのほか、米中貿易協議では90日間の関税休戦が延長される見通し。
豪州では第2四半期の消費者物価指数やハウザー豪中銀副総裁の講演が予定されている。弱い雇用統計でもブロック豪中銀総裁は「タカ派」姿勢を維持、今年末までに豪州のインフレは3%に回復すると見ている。ただ、第2四半期CPIの伸びが鈍化するようであれば8月利下げの可能性も。豪州は米国産牛肉の輸入を承認したことで米豪の貿易摩擦緩和も期待される。
香港では特に目立ったイベントは予定されていないが、香港は金融政策を米国に連動させているため来週の米重要指標に注目だ。来週の米指標はFOMCのほか7月雇用統計に6月PCE価格指数、第2四半期GDP速報値が発表される。
韓国株は小幅続伸、約4年ぶり高値圏。韓国新政権への政策期待やSKハイニックス好決算が材料視されているほか、米韓貿易合意期待も高まっている。韓国交渉担当者はラトニック米商務長官と貿易や製造業間の協力について協議したと明かした。韓国政府は8月1日期限までに最善の結果が得られるよう努力し続け、関税合意を目指す。

執筆者 : MINKABU PRESS
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