ドル円は朝にややしっかりとなったが、その後ドル全般の売りに押される=東京為替概況
ドル円は朝にややしっかりとなったが、その後ドル全般の売りに押される=東京為替概況
ドル円は朝に155円90銭台から156円34銭まで買いが出た。目立った材料があったわけではなく、年内最終営業日の中、ポジション調整などの動きが主体と見られた。中国の台湾周辺での軍事訓練2日目を受けて、中台関係緊張を警戒した円売りも少し意識された。
ドル円は上昇一服後は売りが出て156円01銭を付けた。ドル全般に売りが優勢となっており、ドル円も上値が重くなった。
ユーロドルはドル全面安の中で1.1766から1.1779を付けた。値幅は限定的もしっかりした動き。ポンドドルは朝に1.3498と1.3500を割り込む動きも、その後のドル安に1.3522を付けた。
ユーロ円は午前の円売りで184円台乗せたが、その後ドル円が下げたこともあって183円70銭台を付けた。ポンド円は円安に211円10銭を付けた後、午後に210円80銭前後を付けている。
やや目立ったのが元高。ドル人民元は前日終値の7.0060から朝に7.0080を付けたが、すぐにドル売り元高となった。朝の中国人民銀行による対ドル中心レートが予想よりドル高となり、ドル人民元の上昇につながったが、すぐに売りが出ると前日安値を割り込んで6.9928を付けている。2023年5月以来のドル安元高圏。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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