まさしく年末相場、調整主導でややドル高に ドル円156円台後半=ロンドン為替概況
まさしく年末相場、調整主導でややドル高に ドル円156円台後半=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ややドル高に振れている。米10年債利回りは4.13%付近から4.11%付近へと低下しており、金利動向をにらんだ動きにはなっていない。欧州株や米株先物は軟調に推移も、円高の動きにも持続性はみられず。ドル円は156円台前半から後半へ、ユーロドルは1.17台前半、ポンドドルは1.34台後半から前半へと一時軟化。いずれも前日NY終値からはドル高に傾いている。クロス円は円買い先行も戻す動きと方向感に欠けている。ユーロ円は183円台半ばから184円付近へ上下動、ポンド円は210円台での振幅。この日は東京市場やドイツ市場が休場となるなか、大晦日となってまさしく年末相場だ。特段の材料に欠けるなかでポジション調整主導の展開となっている。
ドル円は156円台後半での取引。アジア朝方の156.33付近を安値に買われ、ロンドン朝方には156.65付近まで上昇。その後156.50付近までに調整を挟んで、足元では再び高値を156.68付近に伸ばしている。
ユーロドルは1.17台前半での取引。アジア早朝の1.1749付近を高値に売られ、ロンドン序盤には1.1720付近まで下落した。その後は1.1740台へと買い戻されている。ユーロ円は前日NY終値は挟んだ振幅。ロンドン序盤に183.54付近まで安値を広げた後は買いに転じている。前日NY終値183.76レベルを上回ると高値を184円台乗せ水準へと伸ばしてきている。対ポンドではユーロ買いが優勢だが、特段の材料は見当たらず。
ポンドドルは1.34台半ばでの取引。アジア朝方の1.3472付近を高値に上値重く推移。ロンドン序盤には一時1.3426付近まで安値を広げた。しかし、売りは続かず1.3450台へと買い戻されている。ポンド円はアジア午後の210.84付近を高値に売られ、ロンドン序盤に210.26付近に安値を広げた。その後は210.80付近へと買戻しが入っている。ユーロポンドは0.8717から0.8741までのレンジでユーロ買い優勢に推移している。英欧発の目立った材料は見られず。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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