英中銀、労働市場の減速にもかかわらず利下げ見送りへ=NY為替
きょうの為替市場はドルの戻り売りが優勢となる中、ポンドドルは高値圏での推移が続いており、1.36ドル台を回復している。21日線の上をしっかりと維持しており、上昇トレンドは継続している。
英中銀は今週、政策委員会(MPC)を開催するが、金利据え置きが確実視されている。先週の英雇用統計は英労働市場の減速を示したにもかかわらず利下げを見送り、慎重姿勢も強調すると見られているようだ。積極的に利下げを進めるECBと、利下げを停止しているFRBの間で、英中銀は中間的な立場を維持しようとしているという。
英中銀はFRB同様に、政府の政策変更によって再び高まったインフレが長期化する可能性を懸念している。特に、過去に一時的とされたインフレがそうではなかったという苦い経験が、家計と企業の警戒感を高めているからだという。
GBP/USD 1.3600 GBP/JPY 196.07 EUR/GBP 0.8518
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。