アジア株 上海株は小動き、中国は対米強硬姿勢強化 韓国株大幅続伸、新政権に期待
アジア株 上海株は小動き、中国は対米強硬姿勢強化 韓国株大幅続伸、新政権に期待
東京時間11:06現在
香港ハンセン指数 23888.82(+234.79 +0.99%)
中国上海総合指数 3373.90(-2.31 -0.07%)
台湾加権指数 21719.09(+101.00 +0.47%)
韓国総合株価指数 2825.97(+55.13 +1.99%)
豪ASX200指数 8539.70(-2.14 -0.03%)
アジア株はまちまち。
上海株は小動き、米中首脳会談を控え動きにくい。米政権は連日「もうじき」「まもなく」米中首脳会談が実現するとしているものの、詳しい日程については言及していない。中国側も何もコメントしていない。トランプ米大統領は「習氏のことは好きだが、交渉するにはとてもタフな相手だ!」とコメントしている。
習近平国家主席は強硬姿勢を貫けば米国側が折れると確信しているため次回の会合では、より強硬な姿勢を示すよう新しい交渉担当者に伝えたという。そのため、仮に首脳会談が実現しても関係改善につながる可能性は低いだろう。一部では90日間の休戦終了後は互いに100%の関税に戻すとの見方もある。
トランプが欧州に関税を警告したほか、鉄鋼アルミ関税を引き上げたことにより米国と欧州の関係が悪化している。米欧対立はチャンス、中国は欧州との貿易関係を築こうと試みているようだ。7月にはWTO会合に合わせて中国と欧州の貿易担当が会談する見通し。7月下旬には中国で中国欧州の首脳会談が行われることが予定されている。
香港株は約2カ月ぶり高値をつけている、不動産株が総じて上昇。米モルガンスタンレーが不動産開発会社の華潤置地の目標株価を引き上げたことが好感されている。華潤置地は5.5%高。恒基兆業地産は6.6%高、中国海外発展は3.3%高、恒隆地産は2.4%高、龍湖集団は2.3%高、
韓国株は大幅続伸、約11カ月ぶりに2800ポイント台を回復している。医療品や建築、金融、ハイテク、自動車など幅広い銘柄が上昇している。米ゴールドマンサックスは新政権による大規模な財政刺激策や米韓貿易交渉の進展が期待できると指摘。

執筆者 : MINKABU PRESS
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