ポンドドルは本日高値圏 明日は英CPI=NY為替
NY時間の終盤に入ってポンドドルは本日高値圏での推移が続いており、1.34ドルをうかがう展開が見られている。ポンドドルは21日線の上を回復しており、直近高値の1.3445ドル水準を試すか注目される展開が見られている。
明日は4月の英消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、前回よりも高い水準が見込まれている。総合指数で前年比3.3%が予想されているが、予想通りであれば、市場は恐らく安堵感をもって受け止めるだろうとの見方も出ている。
今回は国民保険拠出金(NICs)の税率が4月に引き上げられたほか、エネルギー価格の急上昇、他の公共料金や税金の引き上げも実施された。その影響が出ると見られているが、NICsについては予測が困難で、明日の上振れ予想は企業が税負担を消費者へ転嫁する動きが進んだためと見られている。
予想通りの上振れであれば、ポンドは上昇の反応を示す可能性もあるが、成長へのマイナスの影響が懸念されることから一時的な反応になるとの見方も出ている。
*英消費者物価指数(CPI)(4月)21日15:00
予想 1.0% 前回 0.3%(前月比)
予想 3.3% 前回 2.6%(前年比)
予想 3.6% 前回 3.4%(コア・前年比)
GBP/USD 1.3389 GBP/JPY 193.42 EUR/GBP 0.8427
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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