【海外市場の注目ポイント】米ロ首脳電話会談など
日本時間午後11時にトランプ米大統領はプーチン・ロシア大統領と電話会談を行う。16日に行われたロシアとウクライナの停戦に向けた約3年ぶりの直接交渉では、それぞれ1000人の戦争捕虜を交換することで合意したが、停戦への実質的な進展はなかった。今回の交渉で停戦に向けてロシアは併合宣言したウクライナ東部・南部4州からのウクライナ軍の完全撤退や、4州とクリミア半島をロシア領として承認することを求めたと報じられており、ロシアはトランプ米政権から4月に提示された案よりも自国領土を拡大する姿勢である。プーチン・ロシア大統領も米ロ首脳電話会談でこうしたことを要求するようであれば、ロシア・ウクライナ停戦実現への悲観的な見方が強まり、リスク回避の動きで円が買われる可能性がある。
また、このあとの海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)関係者が相次いで発言する。日本時間午後9時半にボスティック米アトランタ地区連銀総裁の挨拶、同午後9時45分にジェファーソン米FRB副議長の講演、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の討論会参加、同20日午前2時半にローガン米ダラス地区連銀総裁の討論会参加、同20日午前2時15分にローガン米ダラス地区連銀総裁の討論会参加、同20日午前2時半にカシュカリ米ミネアポリス地区連銀総裁の講演、同20日午前3時45分にボスティック米アトランタ地区連銀総裁のテレビ出演が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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