貿易戦争がすでにユーロ圏のインフレを低下させている=NY為替
この日発表の米雇用統計が予想を上回ったにもかかわらず、為替市場はドル安の動きが出ていることから、ユーロドルは買い戻しが優勢となっている。一時1.1380ドル付近まで上昇。1.14ドル台回復を試す雰囲気までは見られていないものの、21日線の水準はサポートされている格好。本日の21日線は1.1280ドル付近に来ている。
トランプ大統領の貿易戦争がすでにユーロ圏のインフレを低下させているとの指摘が出ている。主に原油下落を通じてインフレを低下させているという。ECB内では、一部のメンバーがサービスインフレの上昇リスクを懸念しているものの、6月と9月に追加利下げを実施すると見ているようだ。エネルギーコストの低下とサービス部門のコスト緩和で、インフレは夏にECBの2%目標を下回るという。
EUR/USD 1.1330 EUR/JPY 163.93 EUR/GBP 0.8528
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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