【海外市場の注目ポイント】英予算責任局経済予測など
日本時間午後9時に英春季予算案や英予算責任局(OBR)春季経済予測が発表される。英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は25日にOBRが2025年の英経済成長見通しを従来の2.0%から1.0%程度まで引き下げると報じている。英中銀(BOE)は2月の金融政策報告で2025年の英経済成長見通しを昨年11月報告の1.50%から0.75%に下方修正しており、OBRが2025年の英経済成長見通しを1%を下回る水準まで引き下げるようであれば、英景気の先行き警戒感が強まり、ポンドが売られる可能性がある。
また、日本時間午後4時には2月の英消費者物価指数も発表される。総合の大方の予想が前年比3.0%上昇、コアの大方の予想が前年比3.6%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の3.0%上昇から横ばいとなる一方、コアの前年比の伸びが前月の3.7%上昇から鈍化するとみられている。
さらに、日本時間午後9時半には2月の米耐久財受注速報値も発表される。総合の大方の予想が前月比1.0%減、輸送用機器を除くと同0.2%増となっており、前月比では総合が2カ月ぶりに減少する一方、輸送用機器を除くと2カ月ぶりに増加すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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