米PMIを受けてドル円は150円台に上昇 インフレの兆候を示す=NY為替
ドル円は買いが強まっており、150円台に再上昇している。ストップを巻き込んで150.25円付近まで上昇。150円台前半の水準での上値抵抗も強そうで、維持できるか注目される。
きっかけは先ほど発表になった3月調査の米PMI速報値で、為替市場はドル高の反応が見られている。製造業は基準の50を下回ったが、関税関連の原材料費上昇に悩まされ再び縮小圏に陥った格好。
発表元のS&Pグローバルは声明で「関税を巡る主な懸念はインフレへの影響で、3月調査はサプライヤーが関税関連の値上げを米国企業に転嫁することでコストがさらに急上昇することを示唆している」と述べた。企業コストは過去2年間で最も急上昇しており、工場ではコスト上昇分を顧客に転嫁する動きが強まっているという。
USD/JPY 150.25 EUR/JPY 162.54
GBP/JPY 194.47 AUD/JPY 94.56
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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