ドル高円安優勢、FOMC控えややドル買い=東京為替概況
ドル高円安優勢、FOMC控えややドル買い=東京為替概況
ドル円は昨日149円90銭台を付けた後149円00銭台を付ける展開。朝は仲値がらみのドル買いもあって149円60銭台まで上昇。少し落として149円30銭台で日銀会合の結果発表を迎えた。
通常よりも早い11時25分ごろに据え置きが発表されると、瞬間円売りとなり149円50銭台を付けたが、すぐにドル売り円買いに転じ149円20銭台を付けた。もっとも日銀会合前の朝のレンジの上下を共につけない程度の反応。
その後はドルが全般に買われる中で高値を更新し149円90銭を付けた。米WSJ紙の著名なFRB担当記者ニック・ティミラオス氏がローゼングレン元ボストン連銀総裁の発言などを引用して、FRBが今後6カ月ほどは様子見に徹するとの見通しを示したことなどが早期利下げ期待の後退につながりドル買いとなったとみられる。
ユーロドルはドル買いの流れを受けて1.0940台から1.0923を付けた。ポンドドルも1.3001から1.2978を付ける展開。
ユーロ円は午後の円売りを受けて163円台前半から163円80銭前後を付ける展開。
その他通貨ではトルコ警察がエルドアン大統領の対抗馬とされるイマモール・イスタンブール市長を拘束したことが報じられ、リラ売りとなっている。ドルリラは最高値に迫る36.78リラを付けた。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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