米景気後退懸念とドイツの財政楽観論は行き過ぎ=NY為替
きょうのユーロドルは1.08ドル台前半まで下落していたものの、NY時間に入って買戻しも出て、1.08ドル台後半まで戻す場面も見られた。基本的にユーロドルのリバウンド相場の流れに変化はない。
米景気後退懸念とドイツの財政楽観論は行き過ぎだとの指摘が出ており、それに伴って直近で上昇したユーロは、短期的には下落する可能性があるとの指摘が出ている。市場は少し先走った評価をしているという。一部が懸念しているような、米景気後退に陥る可能性は低く、むしろ今年の成長はかなり力強いままであろう。さらに、ドイツの財政刺激策が経済に影響を及ぼすのは、早くても来年以降になるとも述べている。
そのため、第2四半期末までにユーロドルは1.05ドルまで下落すると見込んでいるようだ。
EUR/USD 1.0852 EUR/JPY 160.28 EUR/GBP 0.8381
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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