【海外市場の注目ポイント】米株式市場の動向
前日3日に大幅安となった米株式市場の動向が注目される。3日の米株式市場では、2月の米ISM製造業景況指数が前月から予想以上に低下したこと、またトランプ米大統領が予定通り4日からカナダとメキシコに25%の関税を課し、中国への追加関税に10%上乗せすることを表明したことが嫌気され、NYダウが一時920ドル超の下落、ハイテク株中心のナスダック総合指数が一時3.3%を超える下げとなった。しかし、この日の米株価指数先物の時間外取引はおおむね堅調に推移しており、ダウ先物が110ドルを超える上昇となる場面があった。4日の米株式市場が、米株価指数先物の時間外取引の動きで示唆されているように上昇し、前日の急落から落ち着きを取り戻すようであれば、リスク回避ムードが後退し、円が売られる可能性がある。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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