ポンドドル、強い英小売売上高も強気な見方は少ない=NY為替
きょうはリスク回避の雰囲気が広がる中、ポンドドルは戻り売りに押されており、1.26ドル台前半に値を落としている。100日線が1.2650ドルに来ているが、上値を抑えられている形となっている。
本日は1月の英小売売上高が発表になっていたが、予想を上回る強い内容となった。ただ、これを受けて英経済の先行きに強気な見方をする向きは少ない。英小売売上高を押し上げたのは食料品で、パンデミック初期の2020年3月以来の大きさとなった。それ以外が振るわなかった。自宅で食事する人が増えたことが背景にあるという。
4月からの最低賃金の引き上げや、今年予定されている段階的な利下げは、小売業界を下支えすると期待されているが、消費者信頼感は依然として低迷している。なお、英中銀の年内2回の利下げ期待も変わらず。
GBP/USD 1.2632 GBP/JPY 188.45 EUR/GBP 0.8278
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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