明日はカナダ中銀 0.25%ポイントの通常利下げが見込まれる 関税の影響を公表か=NY為替
きょうのドルカナダは一旦1.43加ドルに値を落としたものの、1.44加ドル台に戻す展開。本日は方向感なく上下動している印象だが、明日はFOMCの結果発表を前にカナダ中銀が金融政策委員会の結果を公表する。
0.25%ポイントの利下げが見込まれており、前回の0.50%ポイントの大幅利下げからペースを縮小して行くと見られているようだ。また、米国の関税がカナダ経済のソフトランディングを妨げる可能性について分析結果を公表するものと見られている。
トランプ大統領による関税の脅威が先行きを曇らせている中、カナダ中銀は「まだ明確になっていない政策に基づいて金利を決定することはない」と述べている。それでも、貿易戦争の可能性はすでに企業の経営判断に影響を与え、北米諸国からの資本逃避を引き起こしている可能性が高い。これは投資と輸出の見通しに重くのしかかる可能性がある。
マクレム総裁は12月に貿易上の脅威を「新たなる大きな不確実性」と呼び、トランプ大統領が2月1日までに25%の関税を実施する可能性があると述べていることから、実施された場合の影響についての推計を公表すると思われる。
USD/CAD 1.4401 CAD/JPY 108.06
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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