アジア株 上海と香港は急落 案の定トランプ対中関税計画、TikTok巡り最大100%関税も警告

アジア株　上海と香港は急落　案の定トランプ対中関税計画、TikTok巡り最大100%関税も警告

東京時間11:05現在
香港ハンセン指数　　 19783.81（-322.74　-1.61%）
中国上海総合指数　 3206.97（-34.16　-1.10%）
台湾加権指数　　　　 23564.19（+264.18　+1.13%）
韓国総合株価指数　 2536.22（+18.19　+0.72%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 8434.30（+31.91　+0.38%）

アジア株は高安まちまち。前日の米株大幅高を好感して買い優勢で始まったが、トランプの対中関税発言受け楽観ムードが後退。香港株は大幅反落、上海株は大幅続落。豪州株は上げ幅を縮小している。

トランプ米大統領は案の定、中国に対し関税を課す計画を示唆した。トランプ氏は中国からのフェンタニル流入に対する報復として中国に10%の関税を課すことを検討しているほか、中国がTikTokの所有権分割案を拒否した場合、敵意行為とみなし中国に対し最大100%の関税を課すと警告。また、習近平国家主席と関税に関してあまり話さなかったことも明かした。

ただ、10%関税提案は60%よりもはるかに低いため売り一巡後は買い戻しが入る可能性も。また、トランプの対中関税は想定内だろう。トランプ氏は中国と貿易戦争を望まず、対話・交渉を重視するため極端な関税引き上げはないとの見方。しかし、トランプ氏のことだ。気まぐれで何を言うか分からない。

香港株は大幅反落。JDドットコムや美団、アリババ、快手科技、ネットイース、レノボ、テンセントホールディングス、バイドゥなどハイテク関連が総じて下落。銀行や自動車、不動産、エネルギー関連も軒並み下落している。上海株は大幅続落。不動産や消費財、生活必需品などが下落している。トランプの対中関税発言を受け為替相場では人民元が対ドルで再び下落している。