【本日の見通し】不安定な動きながら上値の重い展開か
【本日の見通し】不安定な動きながら上値の重い展開か
世界中が注目したトランプ大統領の就任式での就任演説。事前に初日の関税発動がないと報じられたことでドル売りでスタート。少し戻すも、演説内で関税への言及がそれほどなく、ドル売りの意識が継続した。ドル円は156円台から155円42銭まで売りが出た。その後も155円台での推移。
今後関税についての言及がどこかのタイミングで出てくることが考えられ、市場の警戒感は継続。木曜日に予定されているダボス会議でのトランプ大統領の演説などが警戒されるところ。ただ、いったんはドル売りの意識が継続しそう。またドル円に関しては就任式を無難に過ぎたことで、今週の日銀金融政策決定会合での利上げが大方の予想通り行われるとの可能性が強まり、円買いが入りやすい地合いとなっている。
不安定な動きながら、ドル円は下を意識する展開。156円前後が重くなるようだと、昨日の安値を割り込み154円台をトライする可能性が十分にある。17日に瞬間154円台を付けたがすぐに戻している。次につけてくるようだと下への動きが加速する可能性。
ユーロドルはドル全面安を受けて1.04台前半へ上昇。1.0300を挟んでの推移が長く続いていたが、レンジが切り上がった。今後1.03台後半がしっかりとなりそう。
ユーロ円をはじめクロス円は基本的に堅調もドル主導の展開で不安定な動きが見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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