ユーロドル、1.03ドル付近まで買戻し 悲観的過ぎるとの指摘も=NY為替
きょうの為替市場はドルの戻り売りが優勢となっており、ユーロドルは買い戻されている。前日は1.01ドル台まで一時下落していたが、買い戻しが活発化し、前日のローソク足は長い下髭を付けていた。その翌日の本日は陽線となっていることから、チャート的にはリバウンドも期待されそうだ。
しかし、ユーロに何ひとつ良い話はない。ただ、米大手銀のアナリストは短期的なユーロの見通しについて、市場は悲観的過ぎると指摘している。ユーロ安・ドル高を予想するポジション、つまりユーロ下落を見込むポジション、およびユーロに対する悲観的な見方が極端な水準に達しているという。
米国の関税リスクや経済問題でユーロは短期的にさらに下落する可能性はあるが、それ以降の見通しは明るいという。米貿易政策が比較的穏やかになるか、ドイツで財政刺激策が実施されれば、ユーロにとってポジティブ・サプライズに可能性があると述べている。同アナリストは2025年末までにユーロドルが1.10ドルまで回復すると予測しているようだ。
EUR/USD 1.0296 EUR/JPY 162.63 EUR/GBP 0.8439
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。