金曜日の米雇用統計が弱い内容ならドル急落の可能性=NY為替
本日はトランプ氏の関税を巡るニュースに為替市場も翻弄していた。トランプ氏は後に否定したものの、一部報道でトランプ政権が的を絞った限定的な関税導入を検討と報じられていたが、それを受けて為替市場ではドルが敏感に反応し、売りが強まっていた。その後はトランプ氏の否定である程度戻しているものの、本日は軟調な動きを見せている。
そのような中、今週金曜日の米雇用統計が予想を下回る内容であれば、ドルは急落する可能性があるとの指摘が出ている。市場では、年内にFRBが金利を1回か2回引き下げること、米経済の回復、そしてインフレ圧力がすでに十分織り込まれており、ドルは極めて割高に見えるという。そのため、弱いデータに敏感に反応しやすいと述べている。
確かに本日の関税のニュースを受けたドルの動きを見ても、その一端が見え隠れする。
USD/JPY 157.47 EUR/USD 1.0399 GBP/USD 1.2531
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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