ユーロ、先行きが不透明な景気に加え、政治リスクも浮上=NY為替
きょうの為替市場はトランプ氏の関税を巡る報道で乱高下したものの、次第にドル売りが優勢となる中、ユーロドルは買い戻しが出ており、一時1.04ドル台に戻す展開が見られている。本日の21日線が1.0420ドル付近に来ているが、その水準を一時回復する場面もみられた。依然として下向きの流れを続けており、年内にはパリティ(1.00ドル)までの下落も警戒されている中、21日線を回復できるか注目される。
市場はドイツとフランスの政治情勢についてより確かな情報を待っている。フランスの2025年度予算案が可決されるかどうか依然として不透明で、ドイツでは来月に新たな選挙が控えている。ユーロには、先行きが不透明な景気に加えて、政治リスクも浮上している状況。
EUR/USD 1.0401 EUR/JPY 163.68 EUR/GBP 0.8299
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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