ユーロドル、1.04ドル付近で膠着 大半がユーロ安見込む=NY為替
きょうのユーロドルは、欧州勢がなおクリスマス休暇で休みの中、1.04ドル付近での膠着した値動きが続いている。大半の投資家および市場関係者は来年もユーロは軟調と予想している。ECBとFRBの金融政策の格差拡大、そしてユーロ圏の景気低迷がユーロを押し下げるとしている。
第4四半期のユーロは急落し、9月末以降のユーロドルは約7%下落し、四半期としては約10年ぶりの大幅下落となる見通し。いわゆるトランプ・トレードに始まり、最近ではそれがFRBのタカ派利下げへのシフトに引き継がれている。
ECBの利下げサイクル終了までにはまだしばらく時間がかかりそうで、短期金融市場では2025年に政策金利は現行の3.00%から1.75%まで低下する可能性も織り込まれている。行き過ぎとの声も出ているが、市場は悲観的なようだ。
EUR/USD 1.0419 EUR/JPY 164.62 EUR/GBP 0.8323
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。