ドル円、157円台を回復 ファンド勢はドル円の上値に強気=NY為替序盤
きょうのドル円は買い戻しが優勢となっており、157円台を回復している。今週はクリスマス週で市場の動意も小さくなることが予想される中、ドル買いの動きが優勢となっており、ドル円の下値をサポートしている。
先週のFOMCと日銀決定会合を通過して、ファンド勢はドル円の上値に強気になった模様。今後数カ月で最大5%の上昇を見越したポジション設定を急いでいるとの指摘も出ている。先週のイベントはタカ派的なFRBとハト派的な日銀の相違を鮮明にし、160-165円のレベルシフトを見込む取引も活発に出ているようだ。
目先は160円の節目だが、オプション取引とエコノミストの予想からの推測で、年末までの到達の確率は10%程度と低いもものの、1月20日のトランプ氏の就任までであれば45%程度まで高めているようだ。
日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は156円に観測されている。
23日(月)
156.00 (8.4億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。