ドル、2025年も好調なパフォーマンスを示す可能性=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は156円台前半での値動きとなっている。本日の為替市場はドル売りが強まっており、ドル円も戻り売りに押されている。一時156円を割り込む場面も見られた。来週にクリスマスを控える中、本日は今週のFOMCを受けた急速なドル高の調整が強まっている。この日発表のPCEデフレータが予想を下回っていたことも、その動きに拍車をかけているようだ。FOMCを受けたドルの反応は少し過剰との声も多く聞かれてはいた。
ただ、ドルに対する期待は依然として根強い。2025年のドルは好調なパフォーマンスを示す可能性が高いとの見方がアナリストから出ている。ドルは向こう1年間、好調なパフォーマンスを示す可能性が高いと見ているようだ。
トランプ氏の1期目の時はドル安が見られていたが、トランプ2.0では同じパフォーマンスを繰り返すことはないという。その理由は、米国債利回りが相対的に高いことや、他国と米国との成長サイクルのかい離など、様々な要因が当時とは異なると指摘。
一方、米国と貿易を通じて密接に結びついている、あるいは世界貿易サイクルに依存している経済を持つ国および地域の通貨にとっては、見通しは厳しいものになるだろうとも述べた。
USD/JPY 156.09 EUR/USD 1.0439
GBP/USD 1.2599 USD/CAD 1.4362
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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