英中銀、英賃金統計で据え置き確実視=NY為替
きょうのポンドは買いが強まっており、対ドル、ユーロで上昇している。ポンドドルは1.27ドル台を回復し、21日線を上抜く展開。最大のポンド買いの要因はこの日の英雇用統計で賞与を除く週平均賃金上昇が前年比5.2%と前回から上昇幅が拡大し予想も上回った。
明日は11月の英消費者物価指数(CPI)の発表があるが、英中銀が注目しているサービスインフレは前年比5.1%が予想されている。その前に本日の賃金統計を受けて、市場は今週の金融政策委員会(MPC)での据え置きに確信を得たようだ。
ただし、来年については見方は様々。ベイリー英中銀総裁は来年4回の利下げの可能性を示唆していることもあり、四半期に1度のペースで利下げが行われるとの見方も多い。一方、市場は来年の利下げの可能性を過小評価しているとの指摘もある。長期的な英経済の背景は弱まっており、来年には労働市場が緩和する可能性が高いという。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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