ドルは上昇余地、FRBの据え置きの可能性を市場は過小評価との声も=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は152円ちょうど付近、ユーロドルは1.0515ドル付近での推移となっている。本日の為替市場はドル買いが復活しており、ドル円は152円台に上昇し、200日線の回復を試す展開が見られている。関心はトランプ次期政権からFOMCに移っているが、短期金融市場では85%の確率で0.25%ポイントの利下げをほぼ確実視している状況。
据え置きの確率は15%といったところではるが、一部からは市場は据え置きの可能性を過小評価し過ぎているとの声も聞かれる。15%は低過ぎる数字だという。今後数日のうちに、FRB内でこの点についてより強く主張し始めるのではないかと疑っているという。明日の米消費者物価指数(CPI)が引き続きディスインフレの停滞を示唆する内容となった場合、それは据え置きを裏付ける材料になる可能性があるという。
ただ、メインシナリオは0.25%ポイントの利下げだとも述べている。
USD/JPY 152.01 EUR/USD 1.0520 GBP/USD 1.2757
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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