【海外市場の注目ポイント】英中銀関係者の議会証言など

　日本時間午後７時にベイリー英中銀（ＢＯＥ）総裁、ロンバルデリＢＯＥ副総裁、マン英金融政策委員会（ＭＰＣ）委員、テイラーＭＰＣ委員の議会証言が行われる。ベイリー総裁は７日の会見で「目標に近いインフレ水準を維持するため、早急な、あるいは大幅な金利引き下げはできない」と述べていた。ＢＯＥ関係者がこの日の議会証言で利下げは慎重に進める姿勢を示すようなら、ＢＯＥの早期追加利下げの思惑が後退し、ポンドが買われる可能性がある。
　
　また、このあとの海外市場では、日本時間午後５時４５分にエルダーソン欧州中央銀行（ＥＣＢ）専務理事の講演、同午後６時にミュラー・エストニア中銀総裁の会見、同午後７時にパネッタ・イタリア中銀総裁の講演、同午後１０時半に１０月の米住宅着工件数の発表、同２０日午前３時１０分にシュミッド米カンザスシティー地区連銀総裁の講演も予定されている。１０月の米住宅着工件数は、大方の予想が年換算１３３万４０００戸となっており、前月の同１３５万４０００戸を下回り、２カ月続けて減少するとみられている。
　
MINKABU PRESS