続伸、OPECプラスは増産を1ヶ月延期=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=71.47(+1.98 +2.85%)
ニューヨーク原油の当限は続伸。石油輸出国機構(OPEC)プラスが12月に開始する予定だった自主減産の縮小を延期し、増産開始を来年1月からに変更したこと相場を押し上げた。供給過剰懸念がやや後退した。イランがイスラエルに報復攻撃する見通しである一方、イランの報復前にイスラエルが先制攻撃する可能性があり、中東情勢がさらに緊迫化するリスクがあることも支援要因。米大統領選でトランプ前大統領が勝利した場合、米国によるイスラエル支援が強化される公算であることや、新たな熱帯性低気圧が米石油関連施設が集中する地域に向かっていることも買い手がかり。
時間外取引で12月限は堅調。71.81ドルまで上昇し、先週末の高値を上回った。通常取引開始後は上げ幅をやや縮小する場面はあったが、引けにかけてはこの日の高値付近へ切り返した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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