ドル円、再び買い優勢 テクニカル的にリバウンド相場加速のサイン=NY為替
NY時間の昼に入ってドル円は再び買いが優勢となっており、153円台に戻している。東京時間には前日の衆院選の結果を受けて円安が加速し、153円台後半まで上昇していたものの、海外時間に入ってさすがに高値警戒感が出て152円台に伸び悩む動きも見せていた。
衆院選で与党が大敗したことで円安の動きがドル円を押し上げている。政権維持には連立の枠組み拡大が必要で、一部からは財政支出が拡大し、日銀の金融政策の見通しを複雑にする可能性があるとの指摘も出ていた。
また、来週の米大統領選を巡ってドル円はさらにリバウンド相場を加速させるとの見方も出ている。今度はドル高がドル円を押し上げると見ているようだ。
それでもファンダメンタルズ的には、以前のような日米の金利差を意識した円キャリー取引が復活するとの見方は少数派だが、テクニカル的には本日の上げでリバウンド相場加速のサインが出ており、7月末につけた直近高値161.95円付近を試す展開も否定できないとの見方も浮上しているようだ。
USD/JPY 153.22 EUR/JPY 165.74
GBP/JPY 198.90 AUD/JPY 100.89
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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