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ダウ平均は小幅高 IT・ハイテク株が売りに押されナスダックは大幅安=米国株概況

株式 

NY株式19日(NY時間16:20)(日本時間05:20)
ダウ平均   44922.27(+10.45 +0.02%)
S&P500    6411.37(-37.78 -0.59%)
ナスダック   21314.95(-314.82 -1.46%)
CME日経平均先物 43435(大証終比:-125 -0.29%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高。上昇して始まったものの伸び悩む展開が見られた。IT・ハイテク株が売りに押され、ナスダックが大幅安となる中、ダウ平均も上げを維持できなかった。ただ、市場は全体的に様子見気分が強く、次のアクション待ちの状況となっている。

 IT・ハイテク株の下げについては、上昇が急速かつ過度に進んだとの懸念が背景にあるとの指摘が出ている。割高なバリュエーションにあるという。ナスダック100指数は向こう12カ月の予想1株利益の27倍で取引されており、これは長期平均を約3割ほど上回っている。

 本日から大手小売り企業の5-7月期の決算が始まり、取引開始前にホーム・デポ<HD>が決算を発表。既存店売上高が予想を下回ったほか、通期ガイダンスは従来見通しを維持していた。ただ、株価は上昇。照明やガーデニングといった小規模プロジェクトに顧客が投資したことで、売上が再び成長に転じた。予想にはやや届かなかったものの、前年の3.3%減からは大幅な改善を見せている。アナリストからは「増加幅は小さいものの、前四半期から明確な改善を示しており、住宅改善需要の低迷がようやく終わったとの自信につながる」との評価も出ていた。

 投資家は関税によるインフレと個人消費への影響のヒントを探ろうとしており、これら小売企業の決算に注目している。

 一方、市場の焦点は金曜日のジャクソンホールでのパウエル議長の講演に移っている。トランプ政権からの政治的圧力もあり、FRBも判断が悩ましい状況に追い込まれているが、利下げの可能性は否定しないのかもしれないが、一部で期待されているような積極利下げを強調するようなことはないと見られているようだ。

 市場は9月FOMCでの0.25%ポイントの利下げを85%程度で織り込んでいる。ジャクソンホールのリスクもあり、先週よりは確率は低くなってはいるものの、ほぼ利下げを確実視している状況。また、議長にとって最後のジャクソンホールでの講演になりそうだが、中央銀行の独立性は強調してくるものと見られている。

 なお、S&Pが米国の格付けについて「AA+」を再確認した。減税・歳出法によって米国の債務持続性に懸念が生じている中での再確認となったが、特に米株式市場の反応は限定的。

 サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が決算を受け上昇。通期見通しが予想を上回った。これは、セキュリティー製品プラットフォームの提供戦略がベンダー数削減やコスト抑制を図ろうとする顧客を引きつけていることを示唆している。

 バイオ医薬品のアイオバンス・バイオ<IOVA>が大幅高。切除不能または転移性黒色腫の一部患者を対象とした治療薬「アムタグビ」について、カナダ保健省から承認を取得したと発表した。米国外で初の販売承認となる。

 EV用充電システムを手掛けるブリンク・チャージング<BLNK>が決算を受け下落。1株損益の赤字が予想以上に膨らんだ。

 光通信機器のファブリネット<FN>が決算を受け大幅安。重要部品の供給制約により、第1四半期のデータコム部門の売上が前四半期比での減少を見込むと発表したことが嫌気されている。

 インテル<INTC>が反発。米政府による10%出資に引き続き、ソフトバンクGが同社株を購入することで合意したと伝わった。アナリストはこのニュースをポジティブに捉える一方、依然として同社の将来性には多くの疑問が残るとも見ている。

 医療機器のメドトロニック<MDT>が決算を受け下落。好決算ではあったものの、通期の既存事業売上高の見通しを据え置いたことが事前の期待が高かった分、失望感に繋がっている模様。

 バイオ医薬品のバイキング・セラピューティクス<VKTX>が急落。同社の経口減量薬「VK2735」の副作用のデータが市場の予想以上だったことが嫌気されている。

 テレビ局運営のテグナ<TGNA>が上昇。ネクスター・メディア<NXST>が同社を62億ドルの現金取引で買収することで合意した。

 家電量販店のベスト・バイ<BBY>が上昇。同社はオンラインで取り扱う商品数を2倍以上に拡大する新たなサードパーティ・セラープラットフォームの立ち上げを発表した。

 トラック業界向け自動運転技術のオーロラ・イノベーション<AUR>が下落。空売りで知られる投資会社ケリスデール・キャピタルが同社株をショートしていると公表したことが背景にある。

 ノルウェーの海運サービス、SFL<SFL>が決算を受け大幅安。売上高は予想を上回ったものの、減配を発表したことが嫌気された。

パロアルト<PANW> 181.56(+5.39 +3.06%)
ホーム・デポ<HD> 407.20(+12.50 +3.17%)
アイオバンス<IOVA> 2.60(+0.10 +4.00%)
ブリンク・チャージング<BLNK> 0.93(-0.10 -9.70%)
ファブリネット<FN> 285.23(-41.89 -12.81%)
インテル<INTC> 25.31(+1.65 +6.97%)
メドトロニック<MDT> 89.90(-2.91 -3.14%)
バイキング<VKTX> 24.36(-17.73 -42.12%)
テグナ<TGNA> 21.05(+0.87 +4.31%)
ネクスター<NXST> 207.73(+1.35 +0.65%)
ベスト・バイ<BBY> 74.10(+2.30 +3.20%)
オーロラ<AUR> 5.98(-0.46 -7.14%)
SFL<SFL> 7.61(-1.52 -16.65%)

アップル<AAPL> 230.56(-0.33 -0.14%)
マイクロソフト<MSFT> 509.77(-7.33 -1.42%)
アマゾン<AMZN> 228.01(-3.48 -1.50%)
アルファベットC<GOOG> 202.49(-1.80 -0.88%)
アルファベットA<GOOGL> 201.57(-1.93 -0.95%)
テスラ<TSLA> 329.31(-5.85 -1.75%)
エヌビディア<NVDA> 175.64(-6.37 -3.50%)
メタ<META> 751.48(-15.89 -2.07%)
AMD<AMD> 166.55(-9.59 -5.44%)
イーライリリー<LLY> 703.21(+5.16 +0.74%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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