植田総裁、円安だけでなく米経済も含め全体見る必要=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は151.80円近辺での推移となっている。本日はドル高が一服しており、米国債利回りの低下と伴にドル円は戻り売りに押され、151円台に伸び悩んでいる。一時151.55円付近まで下落する場面も見られた。
先ほど、G20財務相・中央銀行総裁会議に出席した加藤財務相と植田日銀総裁が共同会見を行っており、加藤財務相は「G20では為替のコミットメントを再確認した」と述べた。植田総裁は「円安だけでなく、米経済も含めて全体を見る必要がある」との認識を示した。ただ、特にドル円の反応は見られていない。
*加藤財務相
・G20では為替のコミットメントを再確認。
・足元の為替含めた金融市場は変動が高い。
・為替市場での過度な変動に注意を払う必要。
・ウクライナや韓国の財務相と話す機会あった。
*植田日銀総裁
・米国の良いデータが長く続くのか分析深める必要。
・米経済についての楽観論が少し広がりつつある。
・時間的な余裕はある。
・円安だけではなく、米経済も含めて全体を見る必要。
USD/JPY 151.79 EUR/JPY 164.31
GBP/JPY 196.97 AUD/JPY 100.79
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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