リーブス英財務相の予算案 英中銀の行動に影響を及ぼすとの見方=NY為替
きょうも為替市場はドル買いが優勢となる中、ポンドドルは1.29ドル台での取引が続いている。英中銀の利下げを巡って様々な見方が出ているが、11月は利下げが確実視されているものの、12月については見解が分かれている。インフレは英中銀の年内2回の利下げを正当化するものの、景気に関してはユーロ圏とは違い、英経済は底堅く推移しており、英中銀が利下げを急ぐ必要はないとの見方も少なくない。
また、今月30日にリーブス財務相が公表する秋季予算案も英中銀の行動に影響を及ぼすとの見方も出ている。リーブス財務相は前任者と比較して、今後数年間は緩和的な財政政策を主導する可能性が高く、そのため英中銀は金利を通常よりも高く維持する必要があるという。最大0.50%ポイントほど高めに設定する必要があると予測しているようだ。
利下げサイクルを妨げるほどではないが、英中銀が他国よりもやや緩やかなペースで動く可能性があることを示すもう1つの理由だという。
GBP/USD 1.2977 GBP/JPY 196.09 EUR/GBP 0.8332
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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