ドル円は高値から調整の動き=東京為替概況
ドル円は高値から調整の動き=東京為替概況
昨日の海外市場で米小売売上高の好結果もあって150円30銭台まで上昇したドル円。150円台で東京朝を迎え、ドル高円安基調が意識されたが、高値からは利益確定の売りなどに押された。朝の三村財務官「投機的な動き含め相場を高い緊張感を持って注視、一方的な動きが見られる」、青木官房副長官「為替市場を高い緊張感を持って注視、安定的推移が望ましい」などの発言が円買いを誘った面もある。
ドル円は午前中に150円を割り込むと、昼前まで150円00銭を挟んでの推移となった。香港ハンセン、中国本土株の大幅上昇もあって、リスク警戒の動きはそれほど高まっておらず、売り買いが交錯した。ただ150円前後が重くなると、午後に入ってもう一段下げて149円70銭台を付けている。
ドル高の調整もあって、昨日1.0810台を付けたユーロドルは1.0840台まで上昇。ドル円での円買いの勢いが強く、ユーロ円は162円台後半から一時162円30銭台を付けた。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。