アジア株 上海香港は大幅反発、12日の財政省説明会に期待 今回もぬか喜びに終わるか? 香港あす休場
アジア株 上海香港は大幅反発、12日の財政省説明会に期待 今回もぬか喜びに終わるか? 香港あす休場
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 21607.89(+970.65 +4.70%)
中国上海総合指数 3379.37(+119.79 +3.72%)
台湾加権指数 22659.08(休場)
韓国総合株価指数 2610.30(+15.94 +0.61%)
豪ASX200指数 8223.50(+36.12 +0.44%)
インドSENSEX30種 81995.63(+528.53 +0.65%)
アジア株は総じて上昇、中国支援策期待が復活している。
先日の中国国家発展改革委員会(発改委)の会見が期待外れに終わったことから、次回もあまり期待しないほうがいいだろう。中国発改委は会見を開くと予告、市場はさらなる支援策を期待していた。なぜなら当局は「必要ならば何でもする」と明言していたからだ。ただ、発改委は会見で「今年の成長目標を完全に達成できると確信している」と述べたくらいで、新たな支援策は発表しなかった。
きのう中国財政省は12日に財政政策について説明会を開くと発表したが、上海株と香港株は大幅下落して取引を終えた。モルガンスタンレーは、12日の会見では財政パッケージについて話す可能性が高いものの、規模は「控えめ」と予想している。
中国人民銀行は10日、証券会社・ファンド・保険会社が人民銀行の資金を利用して株式を購入できるようにするため、5000億元(706億ドル)の流動性を提供する「スワップ・ファシリティ」を立ち上げた。第1段階の規模は5000億元で、状況に応じて規模をさらに拡大する可能性がある。同措置は9月下旬に既に発表していたためサプライズではないが、中国市場は素直に好感している。
香港株は大幅反発、あすは休場で土曜日には中国当局の会見が予定されているにもかかわらず4%超も上昇している。不動産や自動車、消費者サービス、アパレル、医療品、エネルギー、ハイテクなど幅広い銘柄が上昇している。上海株も大幅反発している。エネルギーやコミュニケーションサービス、公益、資本財、生活必需品などが上昇。不動産株は下落している。
また、ぬか喜びに終わるか…?

執筆者 : MINKABU PRESS
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