アジア株 休場明け香港株は大幅上昇、中東情勢もなんのその 北京市でも住宅購入規制緩和
アジア株 休場明け香港株は大幅上昇、中東情勢もなんのその 北京市でも住宅購入規制緩和
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 21849.02(+715.34 +3.38%)
中国上海総合指数 3336.50(休場)
台湾加権指数 22390.39(台風接近のため臨時休場)
韓国総合株価指数 2576.68(-16.59 -0.64%)
豪ASX200指数 8211.60(+2.68 +0.03%)
アジア株はまちまち。中東情勢緊迫化懸念で豪州と韓国は下落して始まったが、香港株高を受け韓国は下げ幅を縮小、豪州は下げ帳消し。
イスラエルによるレバノンでの攻撃を受けてイランはイスラエルに大規模なミサイル攻撃を仕掛けた。イスラエルのさらなる報復がなければ軍事行動を終了すると声明を発表したが、イスラエル首相はイランへの報復を誓った。
国慶節休場明け香港株は大幅上昇、6営業日続伸。中東懸念もなんのその、昨年2月以来の高値をつけている。国慶節休み前日、30日遅くに中国政府が上海と深センに続いて北京市の住宅購入規制緩和を発表した。新鴻基地産発展や恒基兆業地産、新世界発展、恒隆地産、中国海外発展、龍湖集団など不動産株総じて上昇している。
中東懸念で原油と金が上昇しており、紫金鉱業集団や中国海洋石油、中国石油天然気、中国石油化工など、金鉱やエネルギー関連も上昇。マカオ9月のカジノ収益が前年比15.5%増となったことを受け、カジノ運営会社のサンズチャイナも上昇している。
連休前の一連の不動産下支え策を受け、中国の住宅市場に明るい兆しが見られる。報告によると上海市では休暇中の旅行をキャンセルしてまで不動産の内覧の依頼が増えているほか、北京市の一部では当初予定していた連休中の期間限定割引を取り消したという。
台湾市場は超大型台風「クラトーン」接近のため終日取引を停止。中国は国慶節で7日まで休場、8日に取引を再開する。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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