アジア株 上海香港は続伸 国慶節大型連休に向け中国政府が本腰入れる、次から次へと刺激策を発表
アジア株 上海香港は続伸 国慶節大型連休に向け中国政府が本腰入れる、次から次へと刺激策を発表
東京時間11:21現在
香港ハンセン指数 19432.61(+303.51 +1.59%)
中国上海総合指数 2918.34(+22.03 +0.76%)
台湾加権指数 22921.31(+159.71 +0.70%)
韓国総合株価指数 2650.15(+53.83 +2.07%)
豪ASX200指数 8187.00(+60.64 +0.75%)
アジア株は総じて上昇、中国景気回復期待の買いが続いている。
中国政府は10月1日からの国慶節大型連休を前に次から次へと景気刺激策を発表している。今週初めに大規模金融緩和表明、株価下支え措置、住宅ローン金利引き下げなど一連の景気刺激策を発表。これはコロナパンデミック以降で最も積極的な支援策であり、中国政府の経済成長5%達成に対する本気度がうかがえる。きのうは1年物MLF金利を引き下げたほか、貧困層への現金給付も発表した。上海市は今月28日からケータリング、宿泊、映画、スポーツの4つの分野を対象に総額5億元(7100万ドル)のクーポンを発行する。対象は上海在住者に限らず他の地域出身者、外国人も含まれる。さらに、国有銀行に最大1兆元(1420億ドル)の資本注入を検討しているとも報じられている。
先行き不安で消費者の節約志向が一段と高まっているため、このところ連休中の消費は低迷している。政府は一連の措置を発表し10月1日からの国慶節大型連休中の消費回復を目指す。また、連休を前に習近平国家主席率いる政治局トップ24人が会合を開く予定となっており、週末にかけてさらなる景気刺激策が発表される可能性がある。
香港株は大幅続伸。連休中の消費回復期待からHaidilao International Holdiや華潤ビール、安踏体育用品、周大福珠宝集団など、レストランやアパレル、百貨店など関連銘柄が総じて上昇。自動車やハイテク、不動産も軒並み上昇している。
上海市場では食品・飲料、生活必需品、家庭用品が全面高。保利置業集団や衢州信安発展、緑地控股、北京城建投資発展、金地集団など不動産株も上昇している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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