アジア株 連休明け上海株は下落、節約志向の高まりと大型台風直撃で消費回復は期待外れに
アジア株 連休明け上海株は下落、節約志向の高まりと大型台風直撃で消費回復は期待外れに
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 17660.02(休場)
中国上海総合指数 2696.52(-7.13 -0.27%)
台湾加権指数 21685.90(-164.18 -0.75%)
韓国総合株価指数 2575.41(休場)
豪ASX200指数 8132.60(-8.30 -0.10%)
インドSENSEX30種 83095.88(+16.22 +0.02%)
アジア株はまちまち、米FOMCを前に様子見ムードが広がっている。きのう発表された米小売売上高は予想外の増加となったが、米大幅利下げ観測を大きく後退させるほどのものではなかった。台湾株は下落、TSMCなどハイテク関連が軒並み下落している。
中秋節連休明けの上海株は下落、景気減速懸念が重石。
中国8月の経済統計は総じて弱い内容だった。小売売上高、鉱工業生産は予想以上に伸びが減速、新築住宅価格と中古住宅価格の下落幅は前月から拡大、失業率は悪化した。長引く不動産不況に個人消費低迷で中国がデフレスパイラルに陥るとの懸念が高まっている。中国政府は今年も大規模支援策は必要ないとしてるが、このままでは5%前後の成長目標を達成できない可能性がある。
先行き不安で消費者の節約志向が高まっていることに加え、1949年以来最大の大型台風が上海を直撃したこともあり、連休中の個人消費支出は期待外れに終わったもよう。アパレルや贅沢品、レストラン、ホテル、レジャー、リゾート、アルコール類が下落している。中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、上海吉祥航空、海南航空控股といった航空関連が総じて下落。台風で航空便の欠航を余儀なくされた。
中秋節で韓国市場と香港市場は休場、あす取引を再開する。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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