ポンドが小高い、英雇用統計では賃金の伸び鈍化も=ロンドン為替
ポンドが小高い、英雇用統計では賃金の伸び鈍化も=ロンドン為替
ロンドン序盤に向けて、ポンドが小高く推移している。ポンドドルは1.3099レベル、ポンド円は187.83レベルなどへと本日の高値を更新。ユーロポンドは0.8429レベルに安値を更新している。
ただ、日本時間午後3時に発表された一連の英雇用統計の内容はまちまちだった。5-7月のILO失業率は4.1%と予想通りの数字で、前回の4.2%からわずかに低下した。ただ、失業保険ベースの統計では8月に4.7%と前回の4.6%(4.7%から下方改定)から上昇した。ILO統計の週平均賃金は前年比4.0%と前回の4.6%から低下。ボーナスを除いたデータでも、5.1%と前回の5.4%から低下していた。
賃金の伸び鈍化は今後の英中銀追加利下げを後押しする内容ではあった。しかし、前回の会合で5対4の僅差で利下げを実施した直後の会合でもあり、上記のように雇用指標がまちまちとなるなかで、市場では9月会合では据え置き観測が優勢になっているようだ。
GBP/USD 1.3095 GBP/JPY 187.70 EUR/GBP 0.8431
執筆者 : MINKABU PRESS
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