英消費者信頼感、8月に悪化 米大手銀調査=NY為替
きょうのNY為替市場は明日の米雇用統計を控えて様子見の雰囲気が広がる中、ポンドドルは1.3170ドル付近での底堅い推移が見られている。市場はFRBの利下げ期待を拡大させ、ECBも来週の理事会で利下げが確実視される中で英中銀は据え置きが見込まれており、その差がポンドを下支えしている状況に変化はない。
米大手銀が8月の英消費者信頼感調査の結果を公表しており、8月は悪化したと指摘している。そのうえで年前半に記録された予想以上の経済成長は減速する可能性が高いと述べた。
米大手銀のエコノミストは「全体的な傾向としては今後数カ月の失業率は低下するものの、8月の失業率の見通しは僅かに上昇した」と述べている。これは最近の労働市場と賃金上昇の鈍化が停滞するリスクを高め、積極的な利下げを難しくする可能性があるという。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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